2020年5月10日日曜日

C.W.ニコルさんが亡くなられました

C.W.ニコルさんが亡くなられました。
「朝日新聞デジタル」の4月4日に下記の記事が載りました。

「環境保護活動で知られる作家のC・W・ニコルさんが3日、直腸がんのため長野市の病院で死去した。79歳だった。……
 英国ウェールズ生まれ。カナダやエチオピアで海洋哺乳類や野生動物の保護に取り組んだ。1962年に空手の修行で初来日、75年の沖縄国際海洋博覧会でカナダ館の副館長を務めた後、80年から長野県信濃町の黒姫に拠点を置いた。荒れ果てた里山を購入し、「アファンの森」と名付けて間伐や除草などによる森の再生活動を始めた」

わたしたち日本熊森協会東京都支部は、毎年春に代々木公園で開催されている「アースデイ東京」に出展していますが、そのアースデイ東京の実行委員長が、ニコルさんでした。アファンの森の出展もあって、ニコルさんも必ず来場し、対談や講演をしていて、ぼくも聞いたことがあります。
日本、そして日本の森の素晴らしさを守りたいと、実際に長野に自分で森を買って、気持ちのいい森にすべく整備して、「アファンの森」と名付けていました。ぼくはアファンの森に行ったことはないのですが、自ら森に入って森を作ったということに、感激しました。日本の人がやらないことをやってくれているすごい人だと思います。
写真で見るアファンの森は、わたしたち日本熊森協会が理想とする広葉樹が生い茂る自然林です。アファンの森にはぜひ行ってみたいと思います。
そんな素敵な森を作ってくださったニコルさんが亡くなって、とても残念です。
でも、長野のアファンの森は残ります。ニコルさんのお名前もずーっとずーっと長く、森とともに忘れ去られることはないと思います。

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