2015年9月14日月曜日

くまくま園のご報告①

こんにちは。


7月18日から20日まで、3日間、
くまもり本部企画の、秋田への研修に、
東京副支部長、(に)さんと共に行かせていただきました。

私(た)は、諸事情により、実はほとんど何も分からないままの出発でした。


大変申し訳ないのですが、
旅が終わってから、この旅行の目的は、
「くまもりが助けたクマさんたちが沢山いる「くまくま園」と、
野生のクマが沢山棲む秋田の深い森を見て、
ガイドさんやマタギの方たちのお話を聞き、
その経験をもとに秋田へのツアーを企画する」
というものだったと知りました。


結果を先に書きますと、
わたしのように、気持ちはあっても、
時間がなく、あまり参加でず、知識もほとんどないような者でも、
かなり楽しめたうえに、とてもとても感動しました。


個人的に、みなさんにもぜひ行ってもらいたいと強く思いました。


くまもりに参加されているような方々なら、
非常に楽しめ、得る物も無限と言っていいといいほど、
かなり濃い内容でした。


簡潔にまとめるのがもったいないので、
長くなってとても申し訳ないのですが、何度かに分けて書かせていただきます。




それでは、1日目からです。
早朝、関西からの本部の方達5名と羽田で合流しました。
しかし、飛行機トラブルで、森山会長達とは会えずじまい…


飛行機に乗っていたのは1時間ちょっとでした。
秋田は、思っていたよりかなり近いです!


大館能空港では、
大きなナマハゲがお出迎えしてくれました。

とても小さな可愛い空港で、
地元の方が作った農産物(干しぜんまいなど!)、
そしてカップラーメン(!)などが
売っていました。


森山会長たちとは、この時点でまだ合流できませんでした。(@ @ )


バスで移動中、
NPO「冒険の鍵クーン」からのガイドさんが合流します。
空港から、終始、ずっとずっとずーーーーーーーっと、
山、山、山、森、森、森、草、草、草、木、木、木、
ごくたまにお家です。
(信号が、一本も!ありませんでした!)

秋田は、(この地方は特にらしいのですが)、すごい緑率です!




クーンさんは、まずは森吉山麓高原の、
野外活動センターへ連れて行ってくださいました。


「クマに注意!」
わたしはこんな張り紙を、人生で初めて見ました!
ドキドキします。


この周辺のクマさんの目撃情報は、かなり多いそうで、
施設の方々が撮った写真なども、施設の方々自らがみせてくださいました。

みなさん嬉しそうにされていて、
どなたも怖がっていらっしゃらないという
印象でした。



そこではお昼を食べながら、
くまもりともかねてから交流のある方に、
周辺に設置したカメラに写るクマさんを見せて頂きました。


クマさんは、どうやら看板がお好きなようでした!
(色んなクマさんが看板に興味を持つ写真、動画がたくさんありました)



その後、クーンのガイドさんに、
少し人の手の入った森を見せていただきます。

非常に立派な、樹齢300年を超えるようなブナが、
かなり沢山、元気にしていました。

色んな実も、沢山なっていました。


こちらが、クマさん達がとてもこだわっていた看板です。



クマさんたちが齧ってボロボロにしていて、
毛もかなり沢山ついていました。
(ついでにイモ虫さんもついています)




ベンチもボロボロに齧られていました!
牙の跡も見えました。



大きなナメクジも発見しました!!
(10センチくらいでした!)


こちらはツル状の紫陽花
(ツルアジサイとイワガラミというそうです)が2種類、
ブナに絡まっているところだそうです。
(わたしはブナも、ツル状の紫陽花も、生まれて初めて見ました)



こちらは「くろもじ」という、個人的に
衝撃的だった木です。
(本部の方々はみなさん知ってらっしゃいました)
枝の黒さは地衣類によるもので、
葉っぱがミントのような香りでした!
とてもいい匂い。。。!
(早速お土産に「くろもじ」のお茶を買って、毎日飲んでいます!)





これはトチの実です!



蝉が、羽化しているところにも会いました!
(見えますか?真ん中です)



これはヤマブドウです。(下のほうです)



こちらはフキです。



タラの木です!こちらも私は初めて見ました!
タラの芽の正しい取り方を教えて頂きました。



こちらも、非常に私に取っては衝撃的だった、
ブナの模様についての写真なのですが、
ブナの表面のこの模様は、全て地衣類によるものだそうです。
(地衣類に覆われてないところはないそうです)
それなので、模様は1本1本異なるそうです。

大気が悪くなると、まず地衣類が死ぬので、
木肌が真っ白になるそうです。



森の外では、ポットの中で小さいブナなどを、
沢山育てていらっしゃました。
この形ならば、訪れた方たちが植樹しやすいそうです。




その後、少しだけ移動して、
同じ敷地内の野生鳥獣センターに行きました。

そちらにあった看板です。
キリっとされていますね。
やっぱりドキドキしました。



展示されていた写真です。
赤ちゃんの頃、こんなに可愛いんですね。。!



こちらは野生鳥獣センターの裏手にある、
人の手が入ってない方の自然林だそうです。

本部の、色々な山々を見て来た方々が、
みなさんどちらの森も、
「下草が豊かであること、森が明るいこと、全ての種類の葉が大きいこと」
に、とても感動されていました。



こんなに大きなカタツムリもいました!


こちらは、最初、でっかい小松菜なのかな?!
(1mくらいありました!)
と思ったのですが、なんと水芭蕉でした!
2mにはなるそうです!



わたしはほとんど森や山を知らないので、
衝撃を受けてばかりでしたが、
本部の方達も衝撃を受けてらしたので、
本当に特異な素晴らしい森なのかなあ、、と思いました。


というわけで、ひとまずとても豊かな森の訪問は終わり、
いよいよくまくま園へ向かいました!


つづく

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